中国人留学生

古い町並みにハマる「昭和な感じがいい」

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和服姿でお気に入りの町並みに立つ呉清源さん=北九州市門司区で2017年11月、堀信一郎撮影
和服姿でお気に入りの町並みに立つ呉清源さん=北九州市門司区で2017年11月、堀信一郎撮影

 「この町並みの昭和な感じが、いいっす」。8年間の日本滞在だけに、こなれた日本語だ。お気に入りの場所は、北九州市・門司の一角。上海市に生まれ育った呉さんは日本が好きで、日本への関心は高まるばかりだ。

 「僕の場合は、きっかけが日本のアニメとかではなくて、日本という国が中国のすぐ隣にあって、先進国家なので仲良くしたいと思ったんです。単純でしょ」

 上海の高校で日本語の勉強を始め、立命館大に入学した。京都で1年、立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)で3年間を過ごして日本の総合商社に就職。3年で退社し、九州大のビジネススクールである九大大学院経済学府産業マネジメント専攻に進んだ。

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