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福島・浪江

7年ぶり地元成人式 同級生との再会喜ぶ

7年ぶりに浪江町内で開催された成人式で、同級生との久々の再会を喜ぶ新成人たち=福島県浪江町で2018年1月7日午後1時34分、喜屋武真之介撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年3月末に一部で解除された福島県浪江町で7日、事故後初となる地元開催の成人式があった。新成人183人のほとんどが町外で暮らすものの、県内外から約110人が参加し、事故後、離れ離れになった同級生との再会を喜んだ。

 昨年までは役場機能を置いていた同県二本松市で開催していた。今回は7年ぶりに地元で開いたが、町内の居住率は2%強にとどまり、多くの町民が避難を続ける福島市、郡山市などから送迎バスが運行された。

 式典では、埼玉県内に暮らす大学2年の山本幸輝さん(19)が新成人を代表し「町の姿は7年で大きく変わったけれど、変わらないのは友人との絆。人とのつながり一つ一つを大切に、何事にも真摯(しんし)に取り組みます」と誓いの言葉を述べた。

 事故時、新成人は中学1年生で、全町避難によって町外の学校に散り散りになった。山本さんも、避難先の県内の中学に転校後、二本松市内で再開した浪江町立中学校に移った。

 町は、放射線に不安を抱えていたり、生活基盤が避難先に根付いたりして、解除後も若年層などの帰還が進んでおらず、居住者は昨年11月末時点で440人にとどまっている。

 町の復興は道半ばながらも、山本さんは式典後に「山も海もあり気候も穏やかな浪江が好き。いつか自分の力を生かせる時が来たら戻ってきたい」と笑った。【尾崎修二】

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