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地震のプロ「その時」のための対策 「予知不能」前提に準備を

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 南海トラフ巨大地震に首都直下地震。明日にも私たちを襲うかもしれない大地震に目を光らせる専門家は、日ごろどんな備えをしているのだろう。折しも9月1日の「防災の日」は死者10万人を数えた関東大震災から90年の節目。餅は餅屋。地震のプロに取るべき対策の伝授を請うた。【吉井理記】

いつも「七つ道具」携帯/ベッド周辺空けておく/「蓄光板」を避難目印に

 東京大地震研究所の古村孝志教授(50)は肌身離さず持ち歩く「七つ道具」がある。「通勤時はもちろん、出張でも旅行時でも手放しませんね」と言いながら古村教授が通勤用のリュックから引っ張り出したのは――。(1)電池式LEDライトと予備の単4乾電池4本(2)携帯ラジオ(3)常備薬とばんそうこう(4)津波や建物倒壊、火災の危険度を記した「あなたの命を守る大地震東京危険度マップ」(朝日出版社)(5)方位磁石(6)テレホンカード(7)携帯電話充電器。これらをビニール製の防水袋にまとめている。重さは0・5キロほど。

 地図や方位磁石は津波襲来が予想される時、どちらが内陸側かを知るためだ。でもスマートフォンが普及するご時世、テレホンカードとは? 「携帯電話も固定電話も災害時には通話しにくくなります。その点、公衆電話はつながりやすい」。確かに東日本大震災の直後は電話がつながりにくい状況が続いた。総務省によると街で見かけるNTTの公衆電話、実は自治体やインフラ事業者が加入し災害時に一般電話より通話しやすい「災害時優…

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