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終末期医療の現場 「望ましい最期」模索 延命と尊厳、議論加速

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人工透析を受ける女性(61)。大量の血液を体から出し入れするため、終了後は体がだるくなるという=長崎市の長崎腎病院で、堀井恵里子撮影
人工透析を受ける女性(61)。大量の血液を体から出し入れするため、終了後は体がだるくなるという=長崎市の長崎腎病院で、堀井恵里子撮影

 人生の最終段階「終末期」の在り方を巡り、医療現場などに「望ましい最期」を模索する動きが広がっている。延命措置は苦痛を伴い、「患者の尊厳」を損なうこともある。厚生労働省の有識者検討会も終末期医療の指針(2007年策定)の初の見直しを検討しており、年度内をめどに指針を改定する方針だ。【堀井恵里子、鈴木直】

 昨年10月中旬、長崎港が一望できる自宅で一人の男性(当時83歳)が息を引き取った。腎臓のがんで週3回の人工透析をしていたが、数日前から意識が薄れていた。家族は透析の予定をキャンセル。人工呼吸器や心臓マッサージもせず、残された時間を家族と静かに過ごした。

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