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記者の目

新金融サービス「フィンテック」 個人情報保護、対策急げ=宮川裕章(東京経済部)

スマートフォンで支払いができるサービスが広がっている=東京都渋谷区のカフェで、宮川裕章撮影

 ITを駆使した金融サービス「フィンテック」の進化と、社会や経済に与える影響を描く連載企画「鳴動フィンテック」(昨年8~9月、11~12月に計10回)を取材班の一人として担当した。取材から浮かび上がったのは、新たな金融サービスを開発・提供するベンチャー企業の台頭が金融業界に新風を吹き込む一方で、サービスの対価として顧客の個人データ獲得競争が激化している実態だ。フィンテックのさらなる発展のためには、ベンチャーの成長を促しつつも、個人情報を保護するための制度づくりが不可欠だ。

 主に20~30代を中心とする起業家が経営するベンチャー企業がフィンテックで新たな技術やサービスを開発し、金融業界に次々と参入している。経営者の一人は取材に「これまでなかったような金融サービスを提供し、世界的な企業を目指す」と意気込みを語るなど、彼らはITの活用によって、既存の金融機関が支配してきた旧態依然とした業界を大きく変えようとしている。

 例えば、2012年設立のマネーフォワードが開発した家計簿アプリの利用者はすでに550万人を超えた。複数の銀行口座の残高や購買記録をスマートフォンなどで一元管理する便利さが受け入れられた。貯金の目標額を設定して達成度を示すアプリのほか、保険分野では、身につけた端末で契約者の健康状態を分析し、健康なら保険料を割り引くシステムも登場している。これらのサービスにより、金融がより身近に、加速度的に便利にな…

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