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南北閣僚級会談

北朝鮮、平昌五輪参加を表明

 【ソウル米村耕一】韓国と北朝鮮の閣僚級会談が9日午前10時、南北の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)の韓国側施設「平和の家」で始まった。北朝鮮側は平昌(ピョンチャン)冬季五輪(2月)に選手団を派遣すると韓国側に伝えた。韓国側は開会式での南北合同入場を提案した。

 南北軍事境界線付近での緊張緩和や南北離散家族再会事業についても議題となる可能性がある。

 南北当局者の協議は2015年12月以来約2年ぶりで、昨年5月の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後は初めて。韓国側首席代表は趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相、北朝鮮側は対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会(祖平統)の李善権(リ・ソングォン)委員長が務め、それぞれ南北関係と五輪・スポーツ担当者が同席した。祖平統は16年6月に朝鮮労働党の外郭機関から、省庁級の国家機関へと格上げされている。

 会談冒頭、李委員長は「北南関係は凍り付いているが、その下に関係改善を望む民心は流れており、その望みの強さによって今回の会談の場が整えられた」と語った。これに対して、趙統一相も「重要な議題の一つが冬季五輪への北側代表団の参加だ。北側から貴重なお客様が来てくれるので、五輪が平和の祭典としてすばらしく開催されるだろうと期待している」と応じた。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は1日の「新年の辞」の演説で、「米本土全域がわれわれの核攻撃の射程圏にあり、核のボタンが私の机の上に常にある」と米国を威嚇する一方、韓国に向けては「平昌五輪への代表団の派遣を含む必要な措置を取る用意がある」と述べて積極的に南北対話を進める姿勢を示した。韓国の文政権はこれに歓迎する意思を表明し、今回の会談の流れができた。

 ただ、北朝鮮は韓国で新政権が誕生した際には南北対話を呼びかけるのが常で、今回も五輪参加問題では実質的な協議に応じる一方、米韓軍事演習の中止も同時に求めるなど従来通りの原則的主張を展開する可能性が高い。

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