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北朝鮮染色体異常

謎の「病」数年前から 核実験場近く

放射線被ばく線量の主な目安

 頭痛や吐き気が続く。「もしかしたら」と受けた検査で「染色体異常がある」と診断された。北朝鮮の核実験場=咸鏡北道(ハムギョンプクド)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)=から約20キロの集落から来た40代男性は、「核実験による放射線被ばくの疑い」という言葉に強い衝撃を受けた。地元では数年前から原因不明の体調不良が続出し、放射線の知識が乏しい住民らは「鬼神(クィシン)病(おばけ病)」と呼んだ。今も住民の多くが事情を知らされないまま、核実験場近くで生活を送る。「吉州郡の人たちが心配だ」。男性は故郷の今後を案じている。【ソウルで竹内麻子】

 男性は地元では農業に従事していた。2度目の核実験後の2012年、北朝鮮を離れ、韓国に亡命した。その後も体調不良が続き、民間研究機関「SAND研究所」=ソウル、崔慶嬉(チェギョンヒ)代表=による聞き取り調査に参加したことをきっかけに韓国原子力医学院(ソウル)で検査を受けたところ、放射線を浴びた時に生じるような染色体異常が確認された。症状は今も改善されず、男性は「治療を受けたい」と訴えている。

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