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犬と人の物語

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2018年戌年/7 介助犬・ウィッシュ(7歳) 夢かなえるお手伝い /神奈川

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外での歩行訓練に同行した小嶋さん(右)とウィッシュ=いずれも川崎市高津区で
外での歩行訓練に同行した小嶋さん(右)とウィッシュ=いずれも川崎市高津区で

障害残る手足の代わりに

 川崎市高津区のデイサービス施設「やすら樹(ぎ)」。運営会社ケアラニの代表取締役で施設長の小嶋穏未(やすみ)さん(48)=同市宮前区=が介助犬のウィッシュとデイルームに入ると、お年寄りたちの表情が和らぎ、盛んに手招きをして頭をなでた。

 ウィッシュは7歳のゴールデンレトリバー。脳梗塞(こうそく)の後遺症で右手と右脚に障害のある小嶋さんにとっては、日常生活を手助けしてくれるパートナーであり、家族の一員だ。

 大学を卒業し、保険関係の会社で事務をしていた27歳の時。会社帰りにスポーツクラブでエアロビクスをしていて気持ちが悪くなり、そのまま意識を失った。翌日、目が覚めると病院のベッドの上だった。仕事を辞めて入院中、自分より若い患者が「これからどうなるのか」と不安を訴える様子を見て、「障害者が働ける場所がないと困る。何か人の役に立つ仕事がしたい」と思うようになった。

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