慰安婦問題

韓国方針 政権のアキレスけんに 玉虫色、対応に苦慮 早稲田大教授・李鍾元氏、神戸大大学院教授・木村幹氏の話

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問題の本質先送り 早稲田大教授(東アジア国際関係論)李鍾元氏

 慰安婦問題に関する日韓両政府合意について、韓国内では、日本政府が10億円を拠出する代わりに韓国側が慰安婦を象徴する少女像を移転させる内容だという認識が広がった。10億円を受け取ることへの反発が強かったのはそのためだ。今回発表された、韓国政府が10億円を代替するという措置は、その批判にとりあえず対処する一方で、元慰安婦への謝罪とおわびの仕方など、他の問題については先送りした形だ。

 1995年に日本側は「女性のためのアジア平和国民基金」を設立し元慰安婦に「償い金」を渡そうとしたが、「日本政府の責任逃れだ」との世論が根強く、受け取りを拒否した元慰安婦も多かった。この際、韓国政府が拒否した人たちに同額を支払った経緯があり、今回の政府措置はそれと似ている。

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