メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

将棋

第76期名人戦A級順位戦 渡辺明棋王-豊島将之八段 第37局の3

長考、また長考

 56分後、豊島は[後]8四飛と浮いた。相手の攻めを呼び込むリスキーな手だが、後手としては一番強い受け方という。よしあしは別にして、妥協を排する豊島将棋の特長が出た場面だった。

 渡辺は「[後]8四飛は危ないと思っていたので、深く読んでいなかった」と話す。しかし来いと迫られた以上、引き下がれない。入念に読みを入れ、[先]7一角と打った。偶然にもまったく同じ56分の長考だった。こうなると一本道の進行。渡辺は当然の[先]4四同飛に夕食休憩を挟む1時間14分の時間を投入し、終盤の見通しを立てた。

 [先]8二同馬の局面。後手は[先]3四桂を消すために[後]3三銀と手を入れたいが、[先]3四歩([後]3四同銀は[先]4四桂)で逆効果だ。豊島は7筋に味付けしておくのを得策と判断したが、単に[後]2九飛と打ち、手を渡すのも有力だった。持ち歩の数で展開がガラリと変わるという。

この記事は有料記事です。

残り374文字(全文765文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 社会から「消された存在」だった 18年軟禁された女性、自立探る今

  2. #排除する政治~学術会議問題を考える 「まるでモラハラのよう」 矛盾だらけの「改革」論議 名大・隠岐さや香教授

  3. 福岡市が介護・医療従事者に無料PCR検査 拡大防止狙い 年度中1人3回まで

  4. “炭治郎の師匠”が交通安全呼び掛け 岡山西署 鬼滅声優・大塚芳忠さんが協力

  5. 愛子さま、19歳に 今春に大学進学 オンライン授業、課題などで忙しく

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです