関東・東北豪雨

「全力で生きて」発信が使命 息子亡くした教師、阪神被災地で防災教育

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関東・東北豪雨で亡くなった長男悦史さんの遺影を手にする作新学院中等部教諭の佐藤裕子さん=栃木県日光市で2017年11月、栗田亨撮影
関東・東北豪雨で亡くなった長男悦史さんの遺影を手にする作新学院中等部教諭の佐藤裕子さん=栃木県日光市で2017年11月、栗田亨撮影

 14人が犠牲となった2015年9月の関東・東北豪雨で、長男悦史(よしふみ)さん(当時25歳)を亡くした作新学院中等部教諭、佐藤裕子さん(56)=栃木県日光市=が阪神大震災の被災地などに足を運び、防災教育を続けている。励ましてくれたのは、阪神の遺族を支援する俳優の堀内正美さん(67)や、東日本大震災の被災者だった。佐藤さんは「(息子の死を)『大変で悲しかった』で終わらせたくない。教師だからこそ発信するのが自分の使命だ」と話している。

 悦史さんは福祉系の大学を卒業後、地元の障害者福祉施設で働いていた。「面倒見がよく、人のために熱くなる子」。15年9月10日、悦史さんは豪雨で冠水した勤め先の駐車場で、排水作業の最中に足を取られ、小川に転落。翌日、亡くなった。「命ってこんなにあっけないものなのか」。突然の悲報だった。

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