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犬と人の物語

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2018年戌年/8 猟犬・クロ(13歳)とテツ(2歳) 狩りの主役は「犬」 /神奈川

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猟を終えて戻ってきた「クロ」(左)と「テツ」をねぎらう豊田さん
猟を終えて戻ってきた「クロ」(左)と「テツ」をねぎらう豊田さん

特性さまざま 成長楽しみ

 紅葉が落ち始めた山に犬の鳴き声が響き、3発の銃声がこだました。昨年12月3日、山北町の丹沢湖周辺では8人の男性が2匹の猟犬を連れ、鹿を求めて山に入った。彼らが取り組む「巻狩り」では、犬を操る「勢子(せこ)」が獲物を追いたて、銃を構えて待つ仲間たちの場所に誘導していく。山を駆けた猟犬は13歳くらいの雌の黒いプロットハウンド「クロ」と、プロットとウオーカーハウンドの白い雑種「テツ」(雄2歳)。時に100メートル以上離れた獲物を鳴き声で威嚇しながら後を追う。

 この日は、テツが追った鹿1頭を仕留め、その場で血抜きした肉を8人で取り分けた。一部は犬の胃袋にも収まる。「山の恵みをみんなでおいしくいただく。鹿の肉を食べたいという食欲が犬の猟欲になる」と飼い主の会社員、豊田里己(さとみ)さん(59)=同町神尾田=は語る。

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