- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

古谷田奈月(こやた・なつき)さん(36)
吉報を編集者3人と共に喫茶店で受けた。「喜びを分かち合えたことに感謝したい」
受賞作の舞台は、ジェンダーフリーの社会が確立した近未来の全体主義国家。性適合手術、国営の精子バンク、同性婚の支持者が多数派を占める。そんな現状を変革しようとマイノリティーになった異性愛者たちがテロを企てる。読者の価値観を揺さぶる斬新で刺激的な小説だ。
ジェンダーフリーに対する考えの異なる人物が多数登場する。「男らしさ、女らしさなど『性差』を巡る常識や慣習に対する私自身の葛藤、矛盾を投影している」と語る。
この記事は有料記事です。
残り368文字(全文631文字)