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科学の森

ワンダフル「がん探知犬」 人を助ける嗅覚、コミュニケーション能力

 盲導犬や介助犬、警察犬、災害救助犬など、いろいろな場面で私たちを助けてくれる犬たち。その優れた嗅覚を使って、人間のがんなどを調べる研究も進んでいる。今年は戌(いぬ)年。医療での活躍が期待される犬の最前線と、人との関わりを探った。【伊藤奈々恵】

 ●的中率99・7%

 「探せ!」。トレーナーのかけ声で、黒いラブラドルレトリバーが木箱に鼻を近づけてにおいを嗅ぎ始めた。がん探知犬のエスパー号(メス・9歳)だ。木箱には人の尿が入った小瓶が入っており、「がんのにおい」を感じたら木箱の横に座って知らせ、感じなければ通り過ぎるという。探知犬を育成する民間企業「セントシュガージャパン」(千葉県館山市)はエスパーらメスの5匹が、においによるがんの有無の判定に取り組む。

 においを嗅ぐ単純作業に見えるが、トレーナーの佐藤悠二さん(70)によると、正確な判定には集中力が必要なため、判定前にはボール遊びで気持ちを高める。

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