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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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核禁止条約、首長54%賛同 1788自治体集計

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「ヒバクシャ国際署名」のサイト
「ヒバクシャ国際署名」のサイト

 核兵器禁止条約の制定を求めて始まった「ヒバクシャ国際署名」に応じた国内自治体トップが、開始から2年足らずで全国の半数を超えた。条約は昨年7月に国連で採択されたが発効はまだで、核保有国や米国の核の傘に依存する日本などは不参加だ。署名活動の軸を担う日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は「大きなうねりが出ている」として、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞も追い風に、国内外へのアピールを強める考えだ。

 署名活動は、日本被団協代表委員だった谷口稜曄(すみてる)さん(昨年8月に88歳で死去)や、昨年12月の平和賞授賞式で演説したカナダ在住のサーロー節子さん(86)ら国内外の被爆者が呼びかけ、2016年4月に始まった。条約制定後も発効や日本政府の参加を求めて続けられ、「ヒバクシャ国際署名」のサイトでも継続して募っている。昨年10月には集約した約515万人分の目録を国連に提出した。

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【核兵器禁止条約】

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