東大研究チーム

アイヌ宛て最古の古文書 ロシアで発見

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蠣崎波響が「夷酋列像」で描いたションコの肖像画=フランス・ブザンソン美術考古博物館所蔵、北海道博物館特別展「夷酋列像」図録から
蠣崎波響が「夷酋列像」で描いたションコの肖像画=フランス・ブザンソン美術考古博物館所蔵、北海道博物館特別展「夷酋列像」図録から

当時の松前藩から漂流船扱いなど指示

 江戸時代後期の1778(安永7)年に当時の松前藩から北海道東部のアイヌ民族の有力者に宛てた文書の原本が、ロシアのサンクトペテルブルクに残されていた。東京大史料編纂(へんさん)所などの研究チームの調査で見つかった。240年前に松前藩からアイヌ民族に手渡された最古のオリジナル文書とみられ、アイヌ民族とロシアとの接点を示すものとしても注目される。

 文書は松前藩の「蝦夷(えぞ)地奉行」から、根室半島先端に近い「ノッカマップ」(現在の北海道根室市)を拠点としていたアイヌ民族の有力者「ションコ」に宛てたもの。交易に使われる施設の「運上小家」の火の用心に努めよ▽和人の漂流船が漂着した際は、この文書を見せて介抱の上、送り届けよ--など4項目を「定(指示)」とし、背いた者は厳罰に処すとしている。

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