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シネマの週末・この1本

はじめてのおもてなし 重なる日独の危機

 難民を積極的に受け入れているドイツ。その裕福な家庭に引き取られた一人の難民を鏡にして、先進国の価値観や家族関係のねじれを映し出すコメディー映画である。

 ミュンヘンの邸宅で暮らすハートマン家。夫のリヒャルト(ハイナー・ラウターバッハ)は大病院の医長を務め、妻のアンゲリカ(センタ・バーガー)は教師を定年退職。やり手弁護士の長男フィリップ(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)は妻と離婚し、シングルファーザー。娘のゾフィ(パリーナ・ロジンスキ)は31歳で大学に通う。

 「月9」ドラマのような家族設定だが、生きる目標を失ったアンゲリカが、ドイツ語教師の職を求めて難民セ…

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