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人生は夕方から楽しくなる

ベテラン記者が大人ならではの滋味ある話を求め、旬の人と語り合う大型インタビュー。人生が楽しくなるヒントをお届けします。金曜日更新。

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俳優・大杉漣さん 1秒余の試験パス 選ばれる仕事、胸に

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階段に腰掛けて自然体のポーズ。「何事も面倒くさがらずに腰を上げると、面白いことはたくさんある」=東京都千代田区で、中村藍撮影
階段に腰掛けて自然体のポーズ。「何事も面倒くさがらずに腰を上げると、面白いことはたくさんある」=東京都千代田区で、中村藍撮影

 冬晴れの東京都心。気持ちがいいから、と並木道をふらり歩く。撮影スポットを探していると、「地べたに座りたいな。あの階段なんて、いいんじゃない?」。街歩きのテレビ番組にも出演している俳優は、自然と風景に溶け込んでいく。

 デニムの上着からのぞくTシャツには、<漣>の1字がプリントしてある。「さざなみとも読むんですが、波とは寄せては返すものです。人生も失敗があって少し成長する、その繰り返し。それをお見せするのが、僕らの仕事だと思います」

 この芸名を付けたのは20代、東京・赤坂を拠点にしたアンダーグラウンドの小劇団「転形劇場」で舞台に立っていた。役者がせりふを発しない「沈黙劇」を探求し、実験的な作品は欧州など海外でも上演された。

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