- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

大谷直人(おおたに・なおと)さん(65)
「司法への国民の信頼を強固にするという最終目標に向かい、司法機能の充実に力を尽くしたい」。誠実に言葉を重ねる姿は、組織内で「プリンス」とも称される。
実務では主に刑事裁判を担当してきた。東京都文京区で主婦が2歳の女児を絞殺した事件(1999年)など著名案件にも関わったが、「当事者にとって深刻な対立を含む」と個別事案の思い出は語らない。
司法制度改革が動き出した2002年以降、最高裁で刑事局長や人事局長など司法行政の中枢を担ってきた。その仕事ぶりに触れてきた周囲は「胸に熱いものを秘める」と評する。
この記事は有料記事です。
残り386文字(全文657文字)