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三重県警

令状なしGPS捜査 警部補に減給や懲戒処分

17年8~10月にも別の捜査対象者に令状なしGPS発表

 三重県警捜査3課の男性警部補(43)が昨年4月、裁判所の令状を得ずに全地球測位システム(GPS)端末を窃盗事件の捜査に使った問題で、県警は11日、警部補が昨年8~10月にも別の捜査対象者に対し、令状のないままGPS端末を使っていたと発表した。県警は11日、警部補を減給10分の1、1カ月の懲戒処分とした。

     県警監察課によると、警部補は昨年8月中旬~10月中旬に3回前後、三重県鈴鹿市の路上やパチンコ店駐車場で、窃盗事件で捜査対象の男性の乗用車底部にGPS端末を取り付けた。自身の判断で取り付け、取り外しを繰り返し、既に端末は処分した。

     また、捜査関係者によると、警部補は昨年4月に別の男性の乗用車にGPS端末を取り付けた際、特定を妨げるため端末の製造番号を削り取っていた。

     警部補は2015年3月に捜査3課へ配属された後の同5、7月にGPS端末を購入し捜査で使っていた。

     最高裁は昨年3月、令状のないGPS捜査を違法と判断し、警察庁はGPS捜査を控えるよう全国の警察に通達している。県警は、警部補が上司の命令に反して昨年4月と8~10月にGPS捜査を行い、警察の信用を失墜させたとして、地方公務員法に違反すると判断し処分した。

     一方、県警は上司の監督責任を問い、捜査3課長の警視(56)を本部長注意、同課次長の警部(52)を所属長注意、同課調査官の警部(56)を所属長訓戒とした。【山本萌】

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