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上海列車事故 29年後の真実

第5章<10> 21年間かかった事故報告書

高知学芸高校内に建立された「永遠の碑」=2017年7月21日、西岡省二撮影

 今年3月24日、上海列車事故は発生から30年を迎える。事故が起きた昭和は既に遠い昔になり、続く平成も来年4月30日で幕を下ろす。一部遺族にとって平成とは、高知学芸高校と対峙(たいじ)してきたつらい時代となった。

 学芸高の正門脇に「永遠の碑」と名づけられた高さ4メートルほどのブロンズ像が建つ。像の後方にある壁には黄金色の板が埋め込まれ、そこに犠牲者名が刻まれている。だが3人だけ名前がない。親たちが名前を入れるのを拒否しているためだ。1990年代初め、空白は8人分だったと聞いたことがある。

 民事訴訟の判決から1年半たった1996年3月、私は佐野正太郎の後任校長の谷脇浩二にこの件について尋…

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