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今年こそ

/4 「老い方」ナマコに学び 生物学者・本川達雄さん(69)

定年退職後、小学校への出前授業をライフワークにしている本川達雄さん=川崎市で

 <くらしナビ ライフスタイル>

 --これまで主にナマコを研究する傍ら、生物学の視点から社会問題や環境問題について論じてこられました。人間の「老い方」について、生き物から学べることはありますか。

 ◆動物の寿命はそれぞれ違います。ゾウなら約70年、ネズミなら2~3年。でも、心臓が「ドクン」と脈打つ回数は哺乳類ではだいたい同じ、約15億回と考えられています。ゾウはゆっくり、ネズミは速いペースで心臓が脈打ち、15億回打つと、みんな寿命を迎えて死んでいく。これをヒトの心拍数に当てはめると、平均で41・5歳。人間の寿命は長い間このくらいでした。42歳以降の我々は文明や医療技術の進歩によって生き永らえている、いわば「人工生命体」と言っても過言ではありません。生物としての終わりを迎えた後の「おまけの人生」を生きているのです。

 --「おまけ」と言われると、中高年世代はしょんぼりするのでは。「おまけの人生」でも、無為に過ごすのではなく目的を持ち豊かに生きたいと願う人は多いはずです。

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