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賢い選択

確かな医療とは/下 PET-CTによる検診 がん検出 有効性不明

 人間ドックのがん検診で利用の多い「PET-CT検査」。小さながんでも精度よく発見できるとされ、医療機関のホームページなどで盛んに紹介されている。利用者が受けるべきかどうか、判断の目安となる確かなエビデンス(医学的証拠)はあるのだろうか。3回目は、この検査の「効果」について検証する。【五十嵐和大】

 東京都内の50代の男性会社員は毎年、人間ドックで「PET-CT検査」を受けている。PETは「Positron Emission Tomography」(陽電子放射断層撮影)の略。がんに取り込まれる放射性薬剤を利用者に投与し、体内から出てくる放射線を特殊カメラでとらえて画像化することで、がん発見に活用する。最近では、これに臓器の形状を撮影するコンピューター断層撮影(CT)を組み合わせて、診断の精度を向上させているという。全身を一度に調べられるのが特徴。1回の検査で約10万円かかるが、「年齢的にがんが心配」と、今後も続けるつもりだ。

 日本アイソトープ協会が毎年6月に行う調査で、PET-CTの台数は増えている。自由診療で行われる検診の数も2010年以降は増加傾向にあり、16年6月の1カ月間に少なくとも160医療施設で5542件行われたという。

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