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河野外相

ロヒンギャ人権に懸念 スーチー氏と会談

河野太郎外相=川田雅浩撮影

 【ネピドー西脇真一】ミャンマーを訪問中の河野太郎外相は12日、首都ネピドーでアウンサンスーチー国家顧問兼外相やミンアウンフライン国軍最高司令官と相次いで会談した。河野氏は、隣国バングラデシュに逃げ込んだ西部ラカイン州の少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」が難民化している問題で、同州内の人権状況などについて懸念を伝達。ミャンマーに帰還する避難民に対する無償資金協力として、ミャンマー政府に3億3000万円を拠出する意向も伝えた。

     共同記者会見で河野氏は、国連でミャンマーの人権問題を担当する李亮喜(イ・ヤンヒ)特別報告者が、ミャンマー政府から現地調査のための入国や今後の協力を拒否されていることなどを念頭に、国連や人道支援、内外メディアのアクセス拡大などをミャンマー側に求めたことを明らかにした。また、ミャンマー政府の諮問委員会(委員長・アナン元国連事務総長)がまとめたロヒンギャに対する規制の撤廃を求める勧告の実施も求めた。

     一方、スーチー氏は会見で「他の国がミャンマーに懸念を抱いていることは分かっている。だが、ラカインだけを見ているわけにはいかない」などと、対応の難しさに理解を求めた。

     【ことば】ロヒンギャ

     ミャンマー西部ラカイン州に住む少数派イスラム教徒。同州一帯では18世紀後半までイスラム教徒と仏教徒は共存していたが、英国の植民地支配などを経て対立が激化。ミャンマー軍事政権下で迫害され、1982年に「不法移民」として国籍が剥奪された。昨年8月にロヒンギャの武装組織とミャンマーの治安部隊との戦闘が激化し、60万人以上が隣国バングラデシュに逃れたとされる。国際人権団体などはロヒンギャの待遇改善を求めるが、仏教徒が9割を占めるミャンマー国内の世論は冷淡。

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