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中国貿易統計

17年3年ぶりプラス 対米黒字が拡大

中国の貿易総額と輸出入の推移

 【北京・赤間清広】中国税関総署が12日発表した2017年の貿易統計によると、輸出と輸入を合わせた貿易総額は前年比11.4%増の4兆1044億ドル(約457兆円)となり、3年ぶりに前年実績を上回った。低迷が続いていた貿易の改善は中国経済全体にとっても好材料だ。

     輸出額は7.9%増の2兆2634億ドル。外需の回復に伴い、自動車などの輸出が好調だった。過剰生産が問題になっていた鉄鋼は金額ベースでは16年とほぼ同水準だったが、数量ベースでは3割減となっており、大規模な「輸出攻勢」は沈静化しつつある。

     輸入額は15.9%増の1兆8409億ドル。堅調な中国経済を背景に原油、天然ガスなどのエネルギー取引が拡大した。輸出額、輸入額は15、16年と2年連続で前年実績を割り込んだが、回復傾向が鮮明になった。

     地域別では対米貿易の改善が目立ち、米国への輸出額は11.5%増、米国からの輸入額は14.5%増といずれも大きく伸びた。その一方で輸出額から輸入額を差し引いた対米貿易収支は2758億ドルの黒字となり、16年から約1割膨らんだ。米国のトランプ大統領は中国の巨額の対米貿易黒字を問題視し、中国側に是正を強く迫ってきただけに、黒字額が拡大したことで米中の貿易摩擦が激化する恐れもある。

     一方、税関総署の報道官は12日の記者会見で、17年の北朝鮮との貿易総額が10.5%減の50億6000万ドルに縮小したと明らかにした。中国は国連安保理による北朝鮮制裁決議の着実な履行を強調しており、制裁効果が統計上も確認された形だ。

     影響が大きかったのは北朝鮮からの輸入で、33%減の17億2000万ドルに急減。これに対し輸出は8.3%増の33億4000万ドルとなった。中朝貿易を巡っては、貿易統計に反映されない水面下の取引が続いているとも指摘されており、制裁の実効性を高めるには、中国の対応が最大の焦点となる。

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