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JR山陽線

電動車椅子の女性死亡 踏切で電車にはねられ

電動車椅子の女性が電車にひかれた踏切=兵庫県高砂市で2018年1月12日午後5時23分、本社ヘリから猪飼健史撮影

 12日午後3時半ごろ、兵庫県高砂市米田町島のJR山陽線の踏切で、電動車椅子に乗った高齢の女性が網干発米原行き上り普通電車に引かれ、女性は約60メートル引きずられて間もなく死亡した。県警高砂署によると、近くの防犯カメラに、警報機が鳴る中を踏切内に入り、立ち往生するような様子の電動車椅子が映っていた。同署が、女性の身元と事故の経緯を調べている。

     JR西日本によると、現場の踏切は警報機、遮断機があり、長さ約10メートル、幅約3メートルの道路が横断している。普通電車の男性運転士(30)が踏切内にいる女性を約300メートル手前で見つけ、非常ブレーキをかけたが間に合わず、衝突したという。衝突時には遮断機は下りており、非常ボタンは押されていなかった。

     同署が確認した防犯カメラの映像によると、遮断機が下りた約2秒後、電動車椅子は踏切内で停止。その約30秒後に電車が到着するまでの間、女性は車椅子を操作する動きや、手を挙げる仕草をしていた。

     JR西日本によると、乗客300人にけがはなかった。事故の影響で上下線計23本が運休し、計12本が最大101分遅れ、約1万4000人に影響した。

     電動車椅子の利用者が踏切で死亡する事故は、過去にも発生している。踏切内で立ち往生すると、利用者が自力で脱出できない危険性があり、原因としては、踏切内の段差や脱輪のほか、計器異常やバッテリーが上がるなどのトラブルが考えられる。

     鉄道各社は、踏切内への非常ボタンの設置などの取り組みを推進。消費者庁は2012年に、線路に対して直角に横断する▽脱輪防止のため踏切の端には寄らない▽立ち往生した場合には周囲に協力を求める--などの注意点をまとめ、事故防止を呼び掛けている。【幸長由子、広田正人】

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