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南北協議

平昌五輪で駆け引き 北朝鮮、芸術団派遣を重視

 【ソウル米村耕一】北朝鮮は13日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪で音楽などを披露する芸術団派遣に関する実務者協議を15日に板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側で開きたいと韓国側に提案した。韓国側はその提案を受け入れた。韓国側から12日に選手団派遣についての協議開催を打診されたが、「その日程は今後通知する」とも伝えてきた。協議の主導権を握る狙いがあるほか、広報戦略としての芸術団派遣を重視する思惑もあるようだ。

     北朝鮮側が提示した協議メンバーには「管弦楽団長」の肩書で、牡丹峰(モランボン)楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏が含まれている。女性のみで構成される牡丹峰楽団は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の肝煎りで結成され、軽快な音楽スタイルは北朝鮮国外でも知名度が高い。

     北朝鮮が平昌五輪に合わせて牡丹峰楽団を韓国に派遣しようとするのは、世界各国で報じられることで、北朝鮮への警戒感を解きつつ「制裁に負けない」との北朝鮮の姿をアピールする狙いだと言えそうだ。

     牡丹峰楽団は朝鮮労働党の創建70周年や大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」発射成功祝賀会でも公演した。玄氏は昨年10月の朝鮮労働党中央委員会全員総会で中央委員候補に選出された。金委員長からの信頼が厚いとされる。

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