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ひと@あいち

大須商店街連盟・常任理事 吉田和正さん /愛知

吉田和正さん

 年末に大須演芸場(名古屋市中区大須)で開催される「大須年忘れチャリティー歌合戦」を主催する。2008年に始まり、昨年で9回目。最初は大須にAED(自動体外式除細動器)を設置する目的で始め、来場者から集めた収益で計3台を設置した。東日本大震災が発生して以降は災害義援金として被災地に寄付している。

 1803年から大須に続く三味線屋の家に生まれた。屋号は「浅田屋」。自身は6代目だ。創業時、大須は芝居小屋が何軒も並ぶ尾張一の繁華街で三味線は娯楽の必須道具だった。津軽三味線の名手、木田林松栄(りんしょうえ)らを顧客に持つ優れた職人だった父に見込まれ、大学を出ると後を継ぐことになった。

 しばらくは父と二人三脚で三味線作りを続けた。しかし当時、すでに三味線に関心を持つ人は少なくなっており「時代が合わなくなっていた」。楽器に使う動物の革を仕入れていたお抱えの革屋も店を閉めた。外国から革を輸入したが質が悪くいい音が出なかった。職人気質の父からは「こんな革しか手に入らないならやることはない」と告げられた。自身も質の高い楽器を作ることに限界を感じ三味線から手を引いた。40歳の時だった。

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