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猫からの感染症

16年国内初の死亡例 福岡の60代女性

 厚生労働省は15日、福岡県内の60歳代の女性が2016年春、動物から人に感染する「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」を発症し、死亡していたと明らかにした。ネコから感染したとみられる。同感染症による死亡例は国内では初めて。厚労省は注意を呼びかける通知を都道府県などに出した。

 厚労省によると、この女性は一昨年5月、呼吸困難を訴えて救急搬送され、3日目に死亡した。血液検査で菌を検出。発症前、屋外でネコ3匹に餌やりをしていた。

 この感染症はネコやイヌなど動物が持つコリネバクテリウム・ウルセランス菌に感染することで起き、「人獣共通感染症」の一つ。ジフテリアに似た症状で、喉の痛みやせきが出る。治療には抗菌薬が有効だという。

 国立感染症研究所によると、国内では2001年以降、全国で25例の発生を確認し、多くはペットのネコやイヌからの感染が疑われる。同感染症が直接の死因ではないものの、06年には神奈川県の50歳代の女性が発症後、肺炎が悪化して死亡したケースもある。

 厚労省の担当者は「動物と触れ合った後は手洗いをし、具合が悪い時は早めに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。

 ネコからの感染症では厚労省は昨年、野良ネコにかまれ「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し死亡した例を公表している。【熊谷豪】

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