輝集人

英語が得意な宿坊の名物お母さん 添田清美さん 高野山で語学力を発揮 /和歌山

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感謝の気持ちの大切さを語る添田清美さん=和歌山県高野町高野山の蓮華定院で、松野和生撮影
感謝の気持ちの大切さを語る添田清美さん=和歌山県高野町高野山の蓮華定院で、松野和生撮影

 <輝集(きしゅう)人>

添田清美さん(97)

 「私は高野山に生まれました。英語にとても興味があり、東京女子大で勉強しました。戦争が始まると東京は食料も乏しくなり、こちらに帰ってきました」--。

 よどみなく話す英語。戦国時代の真田家ゆかりの宿坊寺院、蓮華定院(れんげじょういん)の先代住職に25歳で嫁いで以来、その語学力を存分に発揮した。終戦後は進駐軍の米隊、昨今は外国人宿泊客。説明は自己紹介や高野山の沿革、宿泊客も参加できる朝のお勤めの案内などにも及び、最近まで団体の夕食の席でマイクを取っていた。「全部話すと30~40分ぐらい。真言密教の神髄についてなどプロフェッショナルな内容はちょっと難しいですけれど」

 話す言葉は明瞭で、耳の聞こえも問題ない。何よりも生き生きとした語り口が逆に若さを強く印象付ける。加えてその語学力。世間の耳目を集めないわけはない。とりわけ情報通の外国人にとって有名な存在だ。

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