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岩波書店

広辞苑「LGBT」説明誤る 指摘受け修正検討

広辞苑第7版=岩波書店提供

 10年ぶりに改訂された「広辞苑」第7版(12日発売)で、性的少数者を表す「LGBT」という言葉の説明に誤りを指摘する声が上がっている。岩波書店は修正するかどうか対応を検討している。

 LGBTは第7版で新たに追加され、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」と掲載された。

 Lは女性の同性愛者を意味する「レズビアン」、Gは男性の同性愛者の「ゲイ」、Bは両性愛者の「バイセクシュアル」と、どの性を好きになるかという「性的指向」を示す言葉。しかし、Tは「トランスジェンダー」を表し、自らの性別をどう認識するかという「性自認」に関する言葉で、「性的指向」だけではLGBTを説明しきれていない。

 辞書や百科事典での性的少数者に関する言葉の定義を巡っては、差別的だとして1990年代ごろから当事者団体が運動し、改善されてきた歴史がある。性的少数者の人権問題に詳しい金沢大人文学類の岩本健良准教授は「教訓が生かされていない。広辞苑は特に影響力が大きく、専門家の意見を踏まえて慎重に記載してほしい」と話す。

 インターネット上で誤りを指摘したトランスジェンダーの遠藤まめたさんは「広辞苑を引用することで誤った定義が広がるのは困る。次の機会に修正してほしい」と訴えた。岩波書店辞典編集部は「指摘があることは承知している。修正するかどうかや方法も含め、社内で検討している」としている。【藤沢美由紀】

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