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K原さんちの里山探検

鳥取県南部町で暮らす自然観察指導員の桐原真希さん一家。山陰の生きものたちと里山の暮らしをご紹介します。

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K原さんちの里山探検

/8 カスミサンショウウオ 冬の水辺で熱い婚活戦 /鳥取

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 カスミサンショウウオという名前を聞いたことはありますか?

 サンショウウオというと、まずイメージされるのは大きなオオサンショウウオのほうかも知れません。日本の各所には、大人になっても10~20センチ弱ほどにしかならない小型サンショウウオが生息しています。その数、分かっているだけで29種類。山陰にもヒダサンショウウオやブチサンショウウオといった山の中でひっそりと暮らしている種類がいるのです。

 中でも、カスミサンショウウオは標高の低い里山でも見られる西日本固有の生き物です。毎年冬、私は積もった雪をかき分けて森に入り、そのカスミさんたちの結婚式場へと足を運びます。刺すように冷たい水の中で、森から降りて来たカスミさんたちは、熱い婚活戦をするのです。

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