サッカーJ2・ファジアーノ岡山のホーム戦で徒歩や自転車、公共交通機関による来場を呼び掛ける「ファジウォーカープロジェクト」の結果が公表された。車を利用していた人の7%がアクセス方法を変え、周辺の渋滞緩和や商業施設の立ち寄りが増えるといった効果が表れた。【高橋祐貴】
プロジェクトは2016年7月に始動した。ファジアーノ岡山の本拠地・シティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)でのホーム戦には毎試合1万人近くが来場する一方、周辺の国道53号が慢性的な渋滞に悩まされるなどの課題が挙がっていた。このため、岡山大大学院環境生命科学研究科の氏原岳人(たけひと)准教授(都市・地域計画学)らが中心となり、ファジアーノ岡山と国土交通省岡山国道事務所と連携し、混雑の解消を目指している。
16年9~10月にあったホーム戦で観客に交通手段について尋ねたところ、車が50・9%を占めた。プロジェクトでは、車で来場する人の1割(毎試合約500人)についてアクセス方法の切り替えを目指し、昨夏からスタジアム周辺でアンケート用紙約1400枚やバスマップなどを配布。来場時の行動プランについて考えてもらうことで、マイカー利用者の減少につなげようとしてきた。
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