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ひと

若竹千佐子さん=「おらおらでひとりいぐも」で第158回芥川賞を受賞

 芥川賞史上2番目の高齢受賞者となる。記者会見では「こないだ座骨神経痛になって足が痛く、まだまだ老いの大変さは知らないんだな……」と笑わせた。受賞作は昨秋、歴代最年長で「文芸賞」(河出書房新社主催)に輝いたデビュー作だ。

 書き出しは<あいやぁ、おらの頭(あだま)このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべが>。74歳の「桃子さん」は東北から上京して50年、都市近郊で暮らしてきた。夫を亡くした傷を負っている。

 自身は岩手県で臨時採用教員を経て見合い結婚、30歳で上京し1男1女に恵まれた。55歳で夫を亡くし、落ち込んだ時のこと。「私を励ますもう一人の私が岩手の方言だった。方言だと正直な私が表れた。私は孤独じゃないと思いました」

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