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阪神大震災

母亡くし23年 私が語り継ぐ 「東日本」応援が転機

見学者に施設を案内する秋末珠実さん=神戸市中央区の人と防災未来センターで

 阪神大震災の発生から17日で23年。「あの日」に人生を狂わされた被災地の人たちは、冬を迎える度に心を乱される。愛する人を失った悲しみ、消えぬ思い出、救えなかった悔しさ……。当時の様子を知らない世代が増え、震災の風化が懸念される中、長い月日を経て、新たに語り始める遺族らもいる。

 阪神大震災での母の死に、自責の念を抱き続けた女性がいる。兵庫県明石市職員の保健師、秋末珠実さん(45)=同市。遺族として気を使われることを恐れ、長年、自らの体験を胸に隠していた。そんな心をほぐしてくれたのは、東日本大震災の被災者の言葉。3年前からは語り部活動も始めた。「突然、当たり前の日常が奪われることもある。人生を無駄にせず、自分にできることを精いっぱいやることが未来につながる」。今年も母の命日を迎えた。

 阪神大震災の発生時、看護学校生だった秋末さんは、神戸市中央区の自宅で就寝中に被災。司法書士だった母、奥山敦子さん(当時49歳)は自宅の下敷きになり、亡くなった。「努力家で真面目な人。私を自由に育ててくれた」。前日夜、眠れなかった秋末さんは、敦子さんと寝る場所を代わっていたため、「自分のせいでお母さんは命を落とした」と思い込んだ。さらに「遺族なので気を使わせるのでは、嫌な気持ちにさせるのでは、との…

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