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JR北海道の島田修社長は17日、今年初めての記者会見を開き「今年は問題提起から問題解決の年にしたい」と述べ、維持困難線区や新幹線札幌駅ホーム建設位置など、山積する課題の早期解決に取り組む決意を示した。【日下部元美】
■3者協議加速
島田社長は路線見直し問題で、自治体が設備を保有しJRが運行を担当する「上下分離」方式について、「線区を維持する仕組みとして有効だが、こだわるものではない」と強調。「莫大(ばくだい)なコストがかかりながら通学利用が中心の地方鉄道路線を、人口減少を見据えてどう再構築するのか、北海道方式の解決策を相談したい」と述べた。また島田社長は「(無利子貸し付けなど)一時的な延命策ではなく、本質的な問題解決を先送りしてはいけない」と抜本的な解決を訴えた。
路線見直し問題についてはJRと国、道が初の3者協議を今月12日、東京都内で開き、国と道が「夏ごろには(支援について)大まかな方向性をまとめたい」との意向を表明したばかり。3者による議論が今後、加速するとみられる。
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