- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

菅田将暉(すだ・まさき)さん(24)
寺山修司の小説を映画化した「あゝ、荒野」で、ボクシングに打ち込む若者を演じ、青春の輝きを表した。「岸(善幸)監督と、互いの代表作にしようと話したので受賞は本当にうれしい」と語った。
映画の舞台は2021年の東京・新宿。主人公、新次は父を亡くし、母に捨てられた孤児で、少年院から出た後にボクシングと出合う。「新次が全てを失ったところが始まり。人への怒りでしか命を感じられなかった新次が変わっていき、パンチを違うことに使う姿に共感できた」
拳闘シーンが多く、選考会でも「肉体的な表現が素晴らしい」と評価された。「ボクサーの体や動きはボクシングを通じてしか身につかない。半年間、ジムに通ってひたすら練習した」と振り返る。
この記事は有料記事です。
残り326文字(全文652文字)