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水抜き

「またハスの花咲くかな」神奈川・大磯のため池

大部分の水が抜かれた「東の池」で外来生物の捕獲などが行われた=神奈川県大磯町生沢で2018年1月17日、渡辺明博撮影

 3年前から水面を覆っていたハスの花が咲かなくなった神奈川県大磯町生沢のため池「東の池」で、水質改善などを目的に池の水を抜く「かいぼり」が行われ、町職員らが17日、大部分の水が抜かれた池で水質検査や外来生物の調査と駆除をした。

     東の池は広さ約4000平方メートルで、江戸時代に農業用水確保のために造られた。かつては初夏に池一面にハスの花が咲き、多くの見物客が訪れていた。しかし、3年前から花が咲かなくなり、昨年は水面に見えていたハスの葉もほとんど消えてしまった。この異変に農家などから水質の変化を心配する声が出ていたという。

     水抜きは昨年12月下旬から行われ、この日は一部に水がたまった程度まで水位が低下し、池底には空き缶や瓶など投棄された物が散見された。調査には町職員や獣医師、県水産技術センター内水面試験場(相模原市緑区)の職員ら約30人が参加。同試験場職員らが池に入って残った水をすくったりしながら外来生物のブルーギルなどを捕獲した。事前調査ではライギョなども見つかっており、外来生物は同試験場が研究のために持ち帰った。水質は検査機関に持ち込んで調べている。空き缶などのごみも引き上げて処分した。

     町産業観光課の担当者は「農作物への影響は出ていないが、水抜きをしてしばらく池底の土壌を乾かすことで環境を改善できると考えている」と話す。この池の水を農業用水に使っている生沢東水利組合の吉川道明組合長(69)は「池の環境が改善して、またハスの花が咲くようになってほしい」と期待した。【渡辺明博】

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