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深まる分断

トランプ政権1年/上(その2止) 先鋭化する党派主義

 

 米西部アリゾナ州ナバホ郡。2016年の大統領選では共和党のトランプ氏が民主党のクリントン候補に得票率で10ポイント以上の大差を付け圧勝した。郡内の人口約6000人の町、スノーフレークでは、市民から今もトランプ氏を支持する声が聞こえてきた。

 ウィリアム・スミスさん(69)は、勤務していた製紙工場がカナダの企業に買収された末、6年前に閉鎖された。300人以上の住民が失業し、スミスさんも時給45ドルの給与を失った。「雇用を取り戻す」と約束したトランプ氏に期待するスミスさん。「トランプ政権が誕生してから株価は上昇し、肉牛の市場も好況。建設ブームも起きている」という。トランプ氏の移民規制政策などを批判する共和党主流派のフレーク上院議員は、地元アリゾナ州選出であっても「裏切り者だ」と辛辣(しんらつ)だ。

 アリゾナ州では引退表明したフレーク氏の後任枠を巡り、秋の中間選挙に向けた共和党内の激烈な争いが始まっている。党主流派がフレーク氏の後継者として推す候補と、主流派や既存政治(エスタブリッシュメント)を否定する「ミニトランプ」候補との戦いだ。今月10日、ミニトランプ候補の一人で、医師のケリー・ワード候補(48)の集会が南東部トゥーソン郊外のゴルフ場施設であり、白人の支持者ら約150人が結集。自身を支…

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