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信越線立ち往生

JR東、バス提供を断る「全員乗れない」

積雪で駅間に停車したJR信越線の車両で運転の再開を待つ乗客ら=新潟県三条市で2018年1月12日午前6時45分、西本勝撮影

 新潟県三条市のJR信越線で乗客約430人乗りの電車が積雪のため約15時間半にわたって立ち往生した問題で、JR東日本新潟支社は19日、「マイクロバスの用意ができる」との三条市からの申し出を、全員は乗せられないとして断っていたことを明らかにした。同支社は今後、全員の同時救助にこだわらず、手配できるタクシーなどを活用して救助できる人から助けるなどとした再発防止策を発表した。

 同支社によると、三条市からの提案は12日午前2時半ごろ、県危機管理課を通じてあった。同支社は現場に通じる道が狭かったことを理由にバスによる代替輸送も断念しており、新潟市内で記者会見した今井政人支社長は「乗客全員の救済にこだわっていた。判断は誤りだった」と述べた。

 再発防止策は10項目。タクシーなどの活用のほか、自治体や警察消防との連携を強化し、「一時避難所の確保」などに努めるとした。積雪状況を正確に把握するため、立ち往生箇所を含む見附-羽生田駅間を中心に監視カメラを月内に5台増設。除雪車の柔軟な投入に向けた検討を進め、最寄り駅まで後退運転できるよう社内の運用規則なども改めて「駅間に列車を長時間留(とど)め置かないための手配を検討」するという。

 電車は新潟発長岡行きで11日午後6時55分ごろ、信越線東光寺駅から帯織駅方向に約300メートルの地点で動けなくなった。社員が人力で除雪作業を続けたが新たに降り積もる雪に阻まれ、除雪車の到着も遅れたことから運行再開は12日午前10時26分までずれ込んだ。【後藤結有、井口彩】

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