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野鳥

鳰海離れ? カイツブリ、琵琶湖から内陸へ

琵琶湖から離れた滋賀県甲賀市内の池にいたカイツブリとひな=2017年夏、琵琶湖博物館フィールドレポーター・井野勝行さん撮影

 琵琶湖を代表する野鳥のカイツブリが激減していることを受け、市民らが滋賀県内を大規模に調査したところ、春から夏の繁殖期に琵琶湖から離れた池などで営巣・子育てをする姿が多数確認された。研究者は、琵琶湖の環境が悪化し、カイツブリが繁殖しにくくなっている可能性を指摘している。【大原一城】

 カイツブリは滋賀県の「県鳥」で琵琶湖のシンボルとも言える水鳥。「鳰(にお)」の別名があり、平安時代の文学作品などで琵琶湖は「鳰海(におのうみ)」と称された。1980年代には2000羽超がいたが、近年は500羽前後に減っているとされ、県が希少種に指定している。

 今回の調査は県立琵琶湖博物館(同県草津市)と連携するフィールドレポーター(市民調査員)23人が実施。つがいで繁殖する4~8月、琵琶湖や河川、池沼などを巡って目視で数え、286地点のうち145地点で計566羽を確認した。このうち約130羽は琵琶湖で確認されたが、その3倍以上の432羽が琵琶湖以外の内陸部だった。県南東部に多く、琵琶湖から南に20キロ以上離れた池沼などでも観察された。

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