福島米検査縮小

「誰もが安心、実現を」 農家は不安も

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
コメの全袋検査を見学するツアー参加者ら。袋が次々とベルトコンベヤーで測定器(奥)にかけられた=福島県会津坂下町のJA会津よつば坂下営農経済センター倉庫で2017年11月14日午後1時6分、湯浅聖一撮影
コメの全袋検査を見学するツアー参加者ら。袋が次々とベルトコンベヤーで測定器(奥)にかけられた=福島県会津坂下町のJA会津よつば坂下営農経済センター倉庫で2017年11月14日午後1時6分、湯浅聖一撮影

 「安全」だけど「安心」を感じてもらえるだろうか--。18日に検査体制の縮小方針が決まった福島県産米の全量全袋検査。福島第1原発事故後に福島のコメが受けてきた風評被害を払拭(ふっしょく)する安全アピールの代名詞とされてきたが、農家や流通業者は「検査しているから安全」というメッセージの反動から「検査しないと危険」という誤解が広がらないかと不安を抱く。これまで以上に丁寧な情報発信を望む声が高まっている。【尾崎修二、湯浅聖一、宮崎稔樹】

 「誰もが福島のコメを安心して食べてもらえる方法を考えてほしい」。県の縮小方針を受け、同県伊達市のコメ農家、斎藤仁さん(62)が注文した。「私のコメの(放射性物質の)基準値超えは一度もないのに、毎回検査場まで運ぶのは大変だった」と歓迎する一方、「(検査体制の縮小を)消費者がどう思うかは分からない」と不安も隠さない。

この記事は有料記事です。

残り806文字(全文1181文字)

あわせて読みたい

注目の特集