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電気自動車

寒冷地仕様を共同開発 道内中小企業10社

公開された「ネイクル タイプ2」と開発者ら=札幌ドームで2018年1月19日、竹内幹撮影

 寒冷地でも走行可能な電気自動車(EV)を開発しようと、道内の中小企業10社が、トヨタの1人乗りの超小型EVをベースにした「ネイクル タイプ2」を共同開発し、19日に札幌ドーム(札幌市豊平区)で開幕した「札幌モーターショー」に出展した。寒さで蓄電池の性能の低下が懸念されるEVの寒冷地仕様車は全国で初めてで、6月から一般販売を始める。

     中小企業基盤整備機構北海道本部などが2013年、札幌市の設計会社「ウィル・イー」や旭川市のモーター製造会社「コスモメカニクス」など10社に呼びかけて開発チームを結成。各社がそれぞれの技術を持ち寄って、寒冷地でも安全に走行できるEVの開発に乗り出した。

     車体は公用車や近所への買い物での利用を想定し、「コムス」(全長約2.4メートル、車幅約1メートル)を活用。雪道でも安定して走行させるため、車高を10センチ引き上げ、ギア比を変更して回転力を約2割上昇させた。また、寒さ対策として運転席横に開閉式の扉を設置し、シート部分とハンドルには電熱ヒーターを取り付けた。車底部分などに特殊な加工を施すことで撥水(はっすい)性を高め、雪が付着しにくい加工も施した。

     1回のフル充電での走行距離は、コムスと同じ約50キロ。年間最大で約50台程度が生産可能。オプションなどを付けない場合の価格は約150万円程度を想定しており、来年度から室蘭市の公的機関とリース契約を結ぶ予定が決まっているという。

     中小企業基盤整備機構北海道本部の松尾一久経営支援部長は「EVの地産地消を目標に、今後も道民のニーズを見定め、開発を支援していきたい」と話している。【安達恒太郎】

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