来月9日に開幕する平昌冬季五輪に向け、国際オリンピック委員会(IOC)が20日、特例で北朝鮮の参加を認めた。IOCのバッハ会長は「五輪が朝鮮半島の平和的な対話に扉を開いた」と自負したが、南北間の政治決着を追認したに過ぎない。ロシアの組織的なドーピングなどで価値が損なわれた五輪を「平和の祭典」としてアピールするには渡りに船の南北合意だった。
2013年9月に就任したバッハ会長は五輪に政治的な意味合いを込めてきた。16年リオデジャネイロ五輪では難民選手団を結成した。平昌五輪に向けても14年ソチ五輪に選手を派遣しなかった北朝鮮に特別支援プログラムの提供などで参加を働きかけた。今回の決定もIOC主導をアピールするように両国をスイスに呼びつけ、独自の両国交流を提案するとの観測もあった。
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