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2014年8月、ミズーリ州ファーガソンで、18歳の青年マイケル・ブラウンが警官に射殺されました。
青年は武器を携帯していませんでしたが、起訴を決定する大陪審の判断は、不起訴。マイケル・ブラウンが黒人、警官は白人。同じような事件が続いたこともあって、黒人社会を中心に反発が広がりました。
昔からそうだ、いまもアメリカは差別が続いていると思った方がおいででしょう。黒人の血の入ったオバマが大統領を2期も務めたのにまだこんなことが起こっているのかと驚く人もいるでしょう。
その他方には、これは差別問題じゃないと考える人も存在する。大陪審が判断した結果を人種差別と呼ぶのは言いがかりだ、国民の安全を保つために警官は当然の行いをしたまでのことだという主張です。トランプ政権が発足するとともに、そんな声がこれまで以上に表立って語られるようになっています。
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