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民族復興

台湾・シラヤ族の闘い/上 母語蘇生を模索

シラヤ族の復興について熱っぽく語る萬正雄さん=台南市で

 台湾南部・台南市郊外の森にある池のほとり。萬正雄(まんせいゆう)さん(74)は独特の文様の上着を身につけて現れ、とつとつと語り始めた。「小さいころ、級友から『蕃(ばん)』(先住民への差別語)とからかわれた。後になって自分がシラヤ族の末裔(まつえい)だと知った」

 台湾は古来、無数の先住民族がおり、シラヤ族は今の台南市などに住んだ。17世紀以降、中国大陸から漢民族の移民が本格化し、シラヤ族は次第に同化された。シラヤ語も19世紀に失われた。「単語はわずかに残っている。例えばキノコは『バリウ』。シラヤ族しか知らない言葉じゃ」

 台湾は戦後、中国から渡ってきた蒋介石が独裁統治した。先住民族であると主張することすら許されなかった…

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