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大学入試センター試験の地理Bに登場した「ムーミン」の問題が物議を醸している。アニメと舞台になった国の言語の組み合わせを選ぶ設問で、ムーミンはフィンランド語が正解だ。アニメに疎い受験生は面食らったかもしれない。試験後はインターネットに「悪問だ」と書き込まれ、ある大学の准教授は「ムーミンの舞台は明示されていない」と指摘した。
しかし、実際に解いてみれば、アニメの知識は必要ないことが分かる。もう一つのアニメの主人公のバイキングがノルウェーに関連し、例示されたスウェーデン語とノルウェー語が似ていることに気付けば正解にたどり着ける。求められたのは言語区分に関する知識と、論理的な思考力だ。2020年度に始まる大学入学共通テストを意識した問題だと思う。
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