1988年ソウル五輪。あの時、北朝鮮は妨害するため、女性工作員・金賢姫元死刑囚を使って大韓航空機爆破事件(87年11月29日)を起こした。30年たって……朝鮮半島の情勢はさらに複雑化している。
北朝鮮は南北会談で「平昌冬季五輪に選手団を派遣する」と表明。国際社会に「対話と和解」のジェスチャーをことさら示した。多分「裏」がある。水面下の交渉で「約束事」がなければ、五輪という大事な“外交カード”を使うことはない。
その「裏」が何なのか? 安倍内閣は正確に捉えているのか。中国、ロシアでは「南北会談が緊張緩和につながる」という世論が広がり、トランプ米大統領まで「(金正恩朝鮮労働党委員長と)私は恐らく良好な関係を築いている」と話したという。
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