安倍晋三首相は施政方針演説で、「働き方改革」や中小企業対策、教育の貧困問題など、従来の経済政策で補えなかった課題に取り組む姿勢を示した。アベノミクスへの不満にも目配りし、着実に実績を積み重ねると強調。宿願の憲法改正でも「自衛隊明記」などの持論には言及せず、野党批判も封印した。9月に予定される自民党総裁選での3選と改憲の実現に向け、手堅さをアピールした形だ。
「最大の焦点は働き方改革だ。そして人づくり革命、生産性革命。少子高齢化を乗り越えるために大きな課題を成し遂げる」。安倍晋三首相は22日、施政方針演説に先立つ自民党の両院議員総会でこう強調した。演説では「賃金上昇、景気回復の波を全国津々浦々へと広げる」と改めて経済最優先を表明。中小企業の深刻な人手不足や教育の格差・貧困問題など、アベノミクスで補えていなかった負の側面を認め、是正を目指す姿勢を示した…
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