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2018冬/2 新たな被害者、今も 北朝鮮核実験、住民気にかけ 豊永恵三郎さん(81)

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北朝鮮や韓国に住む被爆者に思いを寄せる豊永恵三郎さん=広島市中区で12日
北朝鮮や韓国に住む被爆者に思いを寄せる豊永恵三郎さん=広島市中区で12日

 在韓被爆者の支援に長年携わってきた被爆者の豊永恵三郎さん(81)は今月9日、広島市内の歯科医院の待合室で、毎日新聞朝刊1面の記事を見て重い気持ちになった。「やっぱり新たな核被害者が生まれているんだな」。北朝鮮の地下核実験場付近に住み、2度の核実験後に脱北した元住民2人に、原爆被爆者にみられるような染色体異常が生じているとのニュースだった。

 豊永さんは実態がつかめない北朝鮮の被爆者を気にかけてきた。「これを見てみなさい」。カバンから取り出した「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の機関紙には、被爆者健康手帳を取得している数少ない北朝鮮在住の被爆者、朴文淑(パクムンスク)さんが2016年9月に日本政府などに送ったとするメールが掲載されていた。「我が国の被爆者は、優れた社会主義医療制度の下で各級の医療機関から無料で当該治療を受けている」…

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